運をつかむためには

なにか一つ武器を持たなくちゃいけないと思います。

それも自分の好きなことで。

マンガ家を見ても、水島新司は野球が好きです。

本人はあまり野球上手ではないけれど、

野球マンガの名作「あぶさん」が生まれた。

 

朝から晩までマンガばっかり読んでいると、

ろくな人間にはならないです。

いいマンガ家にもなれません。

マンガばっかりじゃなくて、

何かの付加価値がなくちゃいけない。

 

一番良いのは学校の勉強を一生懸命して、

学校の成績が良いのがいい。

そしてさらにマンガ家になるのがいいです。

なぜ学校の成績が良い方がいいかというと、

学校の勉強は結構基礎的なことを

教えるようになっているんです。

だからそれをやればいいんだけど、

人間は全部はできないんだよね。

だから好きなものを選ぶんです。

 

スポーツでもなんでもいい。

それを選んで、それをやっていく。

それが自分の武器になります。

 

とにかく何かをやりたいと思ったら、

他の教養もつけないとダメ。

ひとつだとそこから出られません。

 

虚仮の一念もいるけれど、

続けて行くためには他のものが必要です。

マンガ家になりたいと思ったら、

純粋美術の方もよく見なくちゃならないという具合です。

努力は確かに辛いところもあるけれど、

辛いというのは意外と面白いところもある。

結局は本人が好きだったら、

それに耐えていかれます。

もちろん、その途中は生やさしくはありません。

 

趣味でやるならいいけれど、

プロになるなら人の何倍かやらなくちゃいけない。

一つは運、一つは才能、一つは努力。

だから一つの運に恵まれないと

やっぱりダメなんです。

運をつかむためには

本人の努力してなくちゃいけないということです。

-わたしが正義について語るなら(ポプラ社)-

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