老いとはワクワクするもの

年を取る
ということは
表向きの現象からすれば
損失体験を
積み重ねていくこと
といえるかもしれません。

肉体的には
目が見えにくくなった。
耳が遠くなった。
おつむが寂しくなってきた。
食欲がなくなった。

 
精神的には、
会社を辞めて
“ただの人”
伴侶に先立たれて寂しい
心を割って
話す相手が誰もいない

 
確かに
年を取ることは、
損失体験が多くなることです。

しかし
だからといって
悲観などするのは
僕は、愚痴の骨頂
だと思います。

年を取ると
当然に失われていくものも
ありますが

幸せが
年齢に比例して
減じたり
辛いことや
哀しいことばかりが
増えたりする
わけではないのです。

そこで僕が
語気を強めて
いいたいのは

年を取ったからこそ
代わりに

手に入れるものも
たくさんあるということです。


僕は、50代半ばまで
代表作を生むことができず
自分はいったい
何のために
生まれてきたのだろう
とずいぶん苦悩しました。

でも
若いときに
苦悩したり
悩んだりしたことが
いまの僕に

活力を与えてくれる
“宝物”

になっているような気がします。

ネガグウタラな僕は
年齢では
“長老”という
範疇に入りますが
「人生のベテラン」
とはいえません。

しかし
人生のベテランともなれば
長い間のさまざまな
体験の蓄積があるから
そんじょそこらの
若者なら動転してしまう
出来事に遭遇しても
乗り越えることができるのです。

僕は
そう思っています。
だから
“老いとは
ただ失われていくだけでの
”絶望の季節”
というふうに
考えている人を見ると

おい何をいっているんだよ
と哀しくなってしまう。

作品について


絶望の隣は希望です!

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