あらすじ
2018年に公開された、アンパンマン映画の記念すべき30作目。
どこからかやって来た不思議な子・クルンと、いのちの星の故郷をめぐるお話。遠い昔、アンパンマンワールドにいのちを与えてくれた『いのちの星』。町では、いのちの星に感謝する星祭りの準備で、みんな大忙しです。そんなある日、ばいきんまんが発明したゴミ箱から、不思議な子『クルン』が飛び出してきました。自分がどこから来たのかわからないクルン。ですが元気いっぱいに、楽しい日々を過ごします。
ある日、クルンはばいきんまんに「どうしてアンパンマンをやっつけるの?」と聞きました。ばいきんまんは「アンパンマンをやっつけるために生まれたから」と答えます。またクルンが、アンパンマンに「どうしていつもパトロールしてるの?」と聞くと、アンパンマンは「ぼくはきっと、困っているひとを助けるために生まれてきたんだ」と答えて……。クルンは、自分が何のために生まれてきたのか、考えるようになります。
そんな中、世界中にたくさんの『黒い星』が降ってくる大事件が起こりました。「もしかしたら『いのちの星の故郷』によくないことが?」と、アンパンマンたちとクルンは、宇宙へ出発。ばいきんまんも、黒い星のパワーをねらって、いのちの星の故郷を目指します。
宇宙の果ての、いのちの星の故郷。そこは、たくさんのゴミに囲まれていました。なんと、ここで生まれたいのちの星が、ばいきんまんの発明メカのゴミに触れて、黒い星に変わってしまっていたのです。実はばいきんまんのゴミ箱は、こことつながっていたのでした。バイキンメカのゴミが集まって生まれた、新たなメカ『バイスター』……。捨てられたうらみで、ばいきんまんをねらいます。それを助けたアンパンマンが、ゴミにおしつぶされそうになり、大ピンチに!
ですがその時、アンパンマンワールドの人々が、地上からアンパンマンを呼びました。みんなの声に応えるように、黒い星がキラキラと輝きます。その光を見てクルンは自分の役目を思い出し、黒い星を次々にいのちの星に戻していって……。アンパンマンは、クルンやばいきんまんの力も借りて、バイスターにアンパンチ!バイスターとともに、黒い星は消えていきました。
クルンの役目は『いのちの星を守ること』でした。クルンはアンパンマンとばいきんまん、そしてみんなにほほえみかけ、いのちの星の故郷に帰っていきました。(アンパンマン公式サイトより)