あらすじ
2012年に公開された、24作目のアンパンマン映画のお話です。
おいしいバナナがいつもあふれている南の国、バナナ島。ちょっとワガママだけど、元気いっぱいな女王・バンナと、スッテンやコロリンなどたくさんのバナナマンたちが住んでいます。島の一大イベント〝バナナまつり〟に招待されたアンパンマンたちが訪れると、島は雲に覆われ、寒さのためにバナナが全部枯れてしまっていました。
変わり果てたバナナ島をすくおうと、アンパンマンたちはバナナ山に向かいますが、意地っ張りなバンナは、アンパンマンに助けてもらうことが面白くありません。その頃、島中のバナナいただき!と、巨大ロボ・だだんだんで海を渡り、バナナ島に上陸したばいきんまんたちは、しおれたバナナばかりで怒り、帰ろうとします。ところが、それを見たバンナは「バナナ山には伝説のジャイアントバナナがある」とばいきんまんに嘘をつき、だだんだんに乗り込んでアンパンマン号より先回りしようとします。
自分勝手な性格がそっくりの二人はすぐケンカに。バナナをけなされたバンナは、おいしいバナナをとってきてやる!と飛び出しますが、見つかりません。ジャングルを駆け回り、崖から落ちたバンナを助けたのはアンパンマンでした。「これを食べて元気になって」と顔を差し出すアンパンマン。なぜ人助けをするのか分からないバンナは、それを奪うようにして駆け去ります。
トボトボと戻ってきたバンナの背を、ばいきんまんが「元気だせ!」と叩きます。バナナ山に着いた一同は、洞窟のひび割れから冷たい吹雪が吹き出しているのを発見。そこから、こおりおにが出現したのです!
顔の欠けたアンパンマンは、力が出なくても必死に戦います。その姿を見たバンナは、アンパンマンがくれたアンパンを食べて元気を取り戻し、バナナマンたちと共にバナナロケットで立ち向かい、ついにこおりおにを倒しました。そして始まったバナナまつりの夜。だだんだんの足元から、芽が現れてぐんぐん伸び、伝説のジャイアントバナナが本当に生えたのです。
(アンパンマン公式サイトより)