書籍/BOOK

わたしが正義を語るなら

著者
やなせたかし
出版社
ポプラ社

内容

本当に味方になってくれるのはダレだろう。「アンパンマン」の作者が考える正義の味方とは。

もくじ

1

はじめに

2

第1章 正義の味方って本当にかっこいい?

3

第2章 どうして正義をこう考えるようになったのか

4

第3章 正義の戦い方

5

第4章 ぼくが考える未来のこと

はじめに

ぼくに正義について語ってほしい、というインタビューを申し込まれたのがきっかけでできたのがこの本です。
ぼくは天才ではないし、優れた知能の人間でもありません。
何をやらせても中ぐらい、偶然のことにたくさんの人たちに助けられながら長い間やってきて、今があります。
ぼくは今、九十歳。人生には後から考えると分かることがたくさんあります。
中学生くらいの時には、正義についてなんて何も考えていませんでした。夢中で読んでいた本のシリーズの中にヒーローがでてきていたけれど、かっこいいとかそのくらいにしか思っていなかった。
でも後からアンパンマンを書くようになって、ぼくがはっきりと伝えたいと思ったのは本当に正義でした。自分では最初、そのことに気づいていなかったけれど、若い頃に兵隊に行って戦争を体験したことが大きく影響しています。戦争に行って、正義について考えるようになりました。
今、ぼくたちが生きている社会は、世界の戦争や環境、問題、不安な政治、殺人事件、怒りの気持ちになることが毎日起こっています。
でもぼくは多くの人を喜ばせたい。
この本も、ぼくはみなさんに楽しみながら読んでほしいと思います。正義についてなんて、一言であらわせる答えは分からないけれど、ぼくがアンパンマンや、たくさんのキャラクターを書く中で考えてきたことをお話してみます。
二〇〇九年秋 やなせたかし

本について

内容
詳細
単行本
202ページ
出版社
ポプラ社
言語
日本語
ISBN-10
4591112454
ISBN-13
978-4591112458
発売日
2009/12
梱包サイズ
19.2 x 13.6 x 2.4 cm