書籍/BOOK

アンパンマン伝説

著者
やなせたかし
出版社
フレーベル館

内容

何やらわからないアンパンマンの始まり、ばいきんまん、しょくぱんまんやドキンちゃんの登場、作者の生い立ちや制作エピソード、開館1周年のミュージアム迄盛沢山の、気軽に読めるアンパンマンの本。
アンパンマンの誕生から、国民的キャラクターに成長するまでを、作者やなせたかしが、自らの人生を交えて語る。

もくじ

1

プロローグ 夕日の歌

2

はじまりか、わからない

3

最初の予兆

4

あれ

5

ばいきんまん登場

6

しょくぱんまん

7

カレーパンマン

8

ドキンちゃん

9

どんぶりトリオ

10

あかちゃんまん

11

メロンパンナちゃん

12

ハンバーガーキット

13

ホラーマン

14

アンパンマンワールド

15

美少女群

16

ロールパンナ

17

アンパンマン号

18

アンパンマンミュージアム

19

人気について

20

あとがき

はじめに

〈プロローグ 夕日の歌〉
ぼくは今、夕日を見ている もうすぐ暗い夜だというのに なんという真紅な夕焼け
孤独な夕日は輝きながら沈んでいく とまれ夕日
もうしばらくそのままでいてくれ あれは誰? 金にふちどりされた すみれ色の雲の下
飛んでくるのは あれが噂のアンパンマン まるい団子ばなは紅潮して ほっぺたもりんご色
ぼくの生命の分身が 幻影のように飛んでくる
ぼくのぱっとしない人生の晩年に めぐりあったヒーロー
アンパンマン 君に逢えてよかった
夕日よとまれ ほんのひととき ぼくが 君の伝説をかき終わるまで

あとがき

〈あとがき〉
アンパンマンの伝説なんて大げさなタイトルだけど、内容は軽い。
中央法規出版社の月刊誌「おはよう21」に二年間連載した詩集「アンパンマン伝説」を加筆修正して、それに書き下ろしのエッセイと写真を加えて編集した。
子どもの読者のためではなく、大人の読者のための本である。アンパンマンの読者は一歳半の赤ちゃんもいるが、両親を含めて大人の読者もいる。
こんな本を買ってくださる人がいるかどうかは分からないが、なるべく読みやすく、おもしろく、視覚的にも楽しめるようにしたつもりである。
文章はいくらかくだけた感じになっている。詩だけだと、読みなれない人にはかえって読みづらいから、BGMふうに流した。絵はセピアの線でわざとラフに描き、絵本やアニメとは違ったものになっている。
テレビ放映されているアンパンマンアニメは、幼児番組といわれているが、基本姿勢は少し違っている。温和で刺激が少ないが、精神的にはもっと上の年齢層向けなのである。健全なファミリーメルヘンで、漫画でいえばサザエさんの系統に、じつは、近いのである。だから、ファンは一歳から九十歳ぐらいまでと、やたらに幅広い。
まったく別世界の人と思っていた藤子不二夫氏とは、似たような世界で仕事をするようになりうれしかったが、ぼくより先に逝ってしまった。児童漫画の世界から出発した天才、故・手塚治虫氏も、晩年には「鉄腕アトム」はかかなくなった。
ぼくは二人よりも年長だが、子どもの夢を守る仕事は、ぼくが引き継いでいかなくてはならないと思っている。
出発の遅かったぼくの仕事は、これから始まる。

本について

内容
詳細
大型本
44ページ
出版社
フレーベル館
言語
日本語
ISBN-10
4577018055
ISBN-13
978-4577018057
発売日
1997/7/1
梱包サイズ
25.6 x 21 x 1.4 cm