書籍/BOOK

詩集 愛する歌 第二集

著者
やなせたかし
出版社
株式会社サンリオ

内容

人生を歌う、抒情詩の永遠のベストセラー。

もくじ

1

燃える涙

2

青い花

3

白い街

4

5

風のある街

6

ユレル

7

勇気の歌

8

地球の仲間

9

パンツはきかえの歌

10

サラバ

11

雪がはなびらのように

12

やわらかい春

13

ソバカスのある天使

14

だれかくる

15

ひとり

16

ぼくは涙をこぼさない

17

おもいではけむり

18

まけじダマシイの歌

19

ヒマワリの歌

20

ピエロの真珠

21

ジグザグの歌

22

みずたまりの歌

23

生きているってフシギだな

24

犬が自分のしっぽをみて歌う歌

25

希望の歌

26

ロマンチストの豚

27

ちいさな紳士

28

涙がこぼれてもったいない

29

たましいの歌

30

ひばり

31

G・Iカットのライオン

32

フシアワセさん今日は

33

男と女

34

あこがれ

35

ムシのついた女

36

ラ、失恋

37

人間なんてさみしいね

38

ちいさな春

39

愛の絵本

はじめの言葉

〈はじめの言葉〉
はじめの言葉は不要かもしれませんが、私は本を読むときに、いちばん好きなのは、はじめの言葉とあとがきです。これがない本はとてもさみしい気がします。
つまり、そこには何かしら、その作者の素顔、エスプリのようなものがのぞいています。作者は作品だけが勝負で、よけいなものはジャマという考えは立派な正当ですが、私は余計なものも好きです。予告篇とか番組のおしらせとかお料理の前菜といったようなものの熱烈なファンです。未知のものへの期待、これからはじまることへの好奇心が心をイソイソさせます。このことは詩や、漫画が好きということに大いに関係があります。
なぜなら詩も漫画もある種の人生にとっては余計なものかもしれませんから。
さて、これは第一集「愛する歌」につづく第二集です。題名をおなじにしたのは、良くも悪くも、これらの歌を愛しているからで、他の題にしたくなかったからです。

本について

内容
詳細
単行本
109ページ
出版社
サンリオ
言語
日本語
ISBN-10
4387910356
ISBN-13
978-4387910350
発売日
1991/3/1
梱包サイズ
17.8 x 15.2 x 1.4 cm

あとがき

〈あとがき〉
「愛する歌」第一集が思いがけない売れ行きだったので、すぐ第二集を出すことになりました。
でもそんなにたくさんかいているわけではないから、そのへんのものを何もかもかき集めて無理矢理に出したものです。
詩集といっても歌が多くて、何がなんだかよく解りません。
今は読みかえすのも恥ずかしいのですが、どういうわけかいろんな人がぼくの歌に作曲してくれるようになりました。
これはフォーク、歌曲、ポップスといろんな種類で、中にはぼくが聞いても面白いと思うものがありましたが、別にヒットするというようなことはありませんでした。
でもせっかくだから「愛する歌コンサート」というのを道楽半分ではじめたのです。
会場はいつも大笑いで、こんな楽しいコンサートはほぼはじめてだというので、ぼくも乗気になり、十年くらい毎年一回やっていました。
でもこれも仲間うちだけのことで大きくひろがることはなかったのです。
そんなこんなで、深刻な歌とか詩人に誉められるような詩は一篇もありません。
ぼくにとってはこの二集の頃はなかなか楽しかったのですが、ぼつぼつフォークソングのシンガーソングライターが非常にいい詩をかくようになり、ぼくのようなのはちょっと古いという感じになりました。
でも、この頃はぼつぼつ、ぼくに詩を依頼する出版社もあり、もしかしたら、ぼくはいくらか詩人かな?でもやっぱりそうじゃないなあ、とおもったりしたのです。
やなせ・たかし